しばらく更新が遠ざかっていました。
さて、今日は日銀の金融政策決定会合ではマイナス金利の据え置きが決定されました!
金利据え置き=追加緩和なしと思っていましたが、日経平均は一時300円の上昇を見せました。
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今日の決定会合では短期金利はマイナス0.1%の金利で据え置きすることと、長期金利を0%程度で推移するようにマイナス金利や国債の買い入れを実施することが決定されました。
従来の量的緩和策からの大きな方向転換となる、ということですがいまいちピンときませんね。
今までの短期金利をマイナス0.1%とすることは銀行が日銀にお金を預けると逆に利息を払う必要がありました。
つまり、これまで銀行は日銀にお金を預けることで利ザヤを稼いでいたのですが、マイナス金利の適用により利ザヤが稼げなくなる=銀行の収益が下がるというデメリットがありました。
それを今回の「長期金利を0%程度で推移するように調整する」という決定により、長期金利と短期金利に調整余地が出ることで銀行の収益も確保することに繋がります。
これが今日の300円近い上昇に繋がったと考えられます。
今日の上昇のメインは銀行だったこともこの上昇の裏付けになると思えます。
今回の金融政策決定は事実上、物価を2%上昇させることが困難だと認めたこととなります。
そう考えると、今回の決定は前向きに取って良いのでしょうか?
内容としては金融緩和をマイルドにしつつも続けていく、というものなので長期的にみれば悪い内容ではありませんが、日本株のトレンド転換を決定付けるもののような気もします。
今夜はFOMCの発表もあります。
9月での追加利上げは無い、というのが今回のシナリオであることを考えると、FOMC発表がアク抜けとなるのではなく、下げ相場の幕開けになりそうで恐々としたものがあります。
とりあえずは様子見を決め込むのが1番安全のような気がしています。
それでは★
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